”なんとなく顧問契約”はやめましょう
おはようございます!社労士・行政書士の泉です。
当社では現在、スポットでの仕事はあまりしておらず、主に顧問契約を締結したうえで仕事をさせていただいております。一方で、当社は「そう簡単に顧問契約は締結しない」という、珍しい特長を持っています。
多くの社労士がなるべく顧問契約を締結しようとしますし、私も開業当初は売上も少なかったので、依頼があったら「よっしゃ!顧問契約だ!!」なんて喜んでいました。・・・が、今は全然そんな風に思いません。
「顧問契約を結んだとして、当社に何が出来るか?」という事を、まず”お客さん目線”で考えます。
・事務員がいないので、その部分を外注化したい
・労務問題で従業員とよく揉める
・どんな助成金がベストかよく分からない
・助成金の申請がうまくいかない
・勤怠管理の方法がテキトー
・給与計算方法が間違っているか
・ハラスメント問題にどう対応していいか分からない
・経営が順調だが、就業規則や雇用契約書がない
・もっと従業員が働きやすい会社にしたい
・メルマガ等で情報だけでも受け取りたい
ヒアリングをして、このような悩み事や考えがあるなら話を先に進めますが、無いなら「今の状況なら、無理に顧問契約は締結されなくて良いと思いますよ」と伝えたりします。
知人から、なんとなく「社労士とも顧問契約を締結したほうがいいよ」と聞いて、とりあえず探した。でも、従業員はたった1名で、今後も増える見込みがない。従業員と揉めているとかもないし、労働法も遵守している。経営も、今の状態でなんとなく続けられたら良い。
・・・という状況だと、当社がやれる事がほとんど無いので。危機感をあおったり、相手の潜在ニーズを掘り起こす事も出来るんですが、性分的にやりたくないんですね。
「なんとなく顧問契約」
なんて、僕は絶対にやりたくありませんし、お勧めしません。相手が顧問契約を希望しているのに、顧問契約でなくても大丈夫だと気づかせてあげる。我ながら、なんていい人なんでしょう(笑)
冗談はさておき、長期的な付き合いとなる顧問契約では「初期認識のすり合わせ」が重要と言う事です。
★経営者は、自社の問題点を自覚して、その改善のために社労士に依頼すると認識する。
★社労士も、クライアントの問題点を把握して、その改善をすると認識する。
これをしっかりやっておけば、「ウチの社労士は何もしてくれない」なんて事にもなりません。
PS.
なお、大型補助金の申請は、スポットでしか受けていません。補助金の話をしているうちに「労務問題も抱えている。今の顧問社労士から変えたい」という相談が出る事も多いですが、そこでもいったん”保留”としています。
「まずは補助金に集中しましょう。そのうえで、補助金が採択されたら労務の話を具体的に聞かせてください」という感じです。出会ったばかりのクライアントについて、補助金を進めながら、同時に労務問題も着手したら確実に補助金で失敗します。
補助金が不採択になったら結構気まずいですからww
労務で顧問契約を取るためにも、最初に依頼された補助金を頑張る。これも大事だと思っています。
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C&Pいずみ社会保険労務士法人
代表社員/社会保険労務士/行政書士 泉正道
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